この春、転勤した。
職場が変わると、職種は変わらなくても、全く文化が違う。

何より、人が明るい。
「学びたい」という意欲を感じる職場。
子どもの話題が上がる職場。
誰かの笑い声が聞こえる職場。
仕事は、なにより“人”である。

職場以外の大きな仕事も引き続き任された。
2ヶ月に1回、定例会の企画・運営。
仕事は、人であるが、
能力も使える時間も異なる人を動かすには、
丁寧さと、確実さ。
はじめから「臨機応変に!」と言うのは、準備ができていない証拠。
準備を緻密に行って各人が自分の役割を理解できてこそ、
臨機応変さが生かされる。
仕事は、“段取り”である。

春から職場の担当も変わった。
何より、モノがない。
ずいぶんとネットショップで買いそろえた。
躊躇なく、すぐ手元にあるように。
タブレットの接続ケーブル、職場の自分の机の整理整頓グッズ、教室で使うであろう掲示物…。
スムーズに仕事をするには、それなりに道具が必要だ。
「とりあえず、〇〇で代用して…」と言っていても、
気付けば忘れている。
道具がないことの小さなストレスはできるだけ減らしたい。
本当に大事なことに時間と頭を使いたい。
昨年度のパートナーだったベテラン教諭Kさんは、
何でも道具が出てくる人だった。仕事が早い。
Kさん、曰く
「仕事は、“道具”だ。」