このブログを書く10日ほど前に、今の仕事に一区切りをつけようと決めた。
13年教員をやってきて、あと何クラス持つことができるかを考えると、
せいぜい1つか2つだと思う。(大学院の研究とその後の仕事が決まればの話…)
「もっと、こうしたい。次は・・・」と何年も繰り返せると思っていたが、
教員人生でそれは、多くて二十回かそれ以下かもしれない。
いつか必ず終わる時は来る。
例えば、教科指導のスペシャリストや著名な実践家を目指すこと、今まで取り組んだことのない実践を目指すこと・・・、自分が今から到達できるところはそう高い場所ではなさそうだということが分かった。
いまさらなれそうにないものを目指しても仕方がない。あきらめるしかない。
ただそれは、自分が今まで培ってきたもので勝負をしろ、そして、勝負できるということでもある。
ならば、今の自分が勝負できるものを仕事で磨いていけばよい。
また、なれないものにはなれないが、なりたいものにはなることができる。
本当になりたいのであれば、その実力をつけることをすればよい。
これは、今の仕事は辞めるんだということを考えた時に初めて思えたことである。
「大学院に来るなら、教員はやめるつもりでおいで」と師匠に言われたのはこういうことだったのだと分かった気がする。